2017-04

プロアマ論争??


修論で演劇関係のことを採り上げました。
演劇団体のマネジメント的なところですね。
そこで、審査で先生から
「プロとアマの区別なくこの論をするのはおかしいのでは?」
と言われました。
私は、「プロとアマの区別に意味がない」と判断して無視した部分だったのですが、いざ言われると考えてしまいました。

福岡市のことしかわからないので、福岡市の今の私の考えをまとめたいと思います。
違ったら言ってください。


まず、プロアマ論争については、演劇界に明確な区別がないっていうのは前提だと思います。
商業演劇がプロ、それ以外がアマチュアとすると、商業演劇をほぼほぼ作っていない福岡では全員がアマチュアってことになります。

でも、博多座が作っている商業演劇には、ぽちぽちと福岡の俳優さんが起用されています。
(メインキャストじゃないけど)
じゃー、博多座に立ったことがある人はプロかっていうとそうでもないし、博多座に立ったことがある劇団ってほとんどないし、じゃあアマチュアってことでいいんじゃない?

っていうところで、あんまり規模や公演場所があてにならないという結論に至りました。


んで、次は、劇団の規模や動いているお金、ビジネス的な志向の有無。
ギンギラ太陽'sさんやショーマンシップさんたちは、果たしてプロなのか?
と、言われると、そうかもと思う気持ちと、そうでもないんじゃないかと思う気持ちが...
ギンギラさんの杉山さんがよくガラパさん出てるけど、じゃーそれはなんなんだ。
ガラパさんがアマチュアかっていうと、なんか違う気もするけど。

ビジネス的な志向については、どの劇団も「赤字は嫌」とあれこれ試行錯誤していて、身の丈にあった公演をしていると思います。
赤字覚悟、知り合いや友達に向けての公演ばかりやってるんだと思ってた団体さんも、お話を聞く限りそんなことはありませんでした。
(失礼しました)
みんな黒字出したいんだよね、そうだよね!っていうところで、もうビジネス志向もよくわからなくなりました。

ちなみに、小劇場演劇の人って、こういうビジネス感覚とかプロ的な志向持ち出すの嫌がるイメージがあるんですけど、
「プロ」って思われたいんですかね?
あんまり興味ないのかな?
法人化している団体さんもありますが、それは作品創作を続けていく上でとった選択肢な気がして...


もちろん、質はプロアマ考えるとよくわからないのと、お客様から最もウケがいいのは、ざっとエンタメ的な公演だとしても、小劇場演劇にはそれじゃないけど良質な作品はたくさんあるわけで、集客力もまたこれ然りだと思います。
特に福岡で、っていったら、ギンギラさんとガラパさん、ショーマンさんは頭一つ抜けてるイメージですが、良くも悪くも他と大差付いている感じでもないですしね。

ってことで、あんまり興味がなかったのですが、学術的には必要らしい。



そもそも、観客目線で立った時に、プロかアマかっていうのはどこまで重要な指標なんでしょう。

プロアマがしっかりしているのは例えばオーケストラはそうで、
プロの公演では1万円以上のチケット代が必要な曲を、アマチュアの公演で安価で聴けるというのはいいことだと。

ってなると、アマチュアであることに演劇界はあんまりいいことなくね?
アマチュアの看板を掲げていいことって、無料公演をして面白くなかった時の言い訳に使えるくらいなのでは。

逆に、プロであることは確かにいい指標になると思うので、公式にプロとして認定された劇団は多分集客に結びつくんだと思うんですけど。
目指すべき目標にもなるし、プロがきちんと規定されるのは、いろいろと分かりやすくなってて私は賛成です。
まぁ、無理だと思うんですけど(笑)

プロだから観に行く、アマチュアだから観に行く、って指標を持ったことがないので、観客からしたらあんまり関係ないのでは?と思っています。
だからこそ、観客目線を大切にするとプロアマ関係なく、全員が平等に研究対象であるべき...と思っています。
全ての演劇団体がそこそこ目立つ演劇団体数である福岡では特に。



ここで問題となるのは、「アマチュアだから」という言い訳が使えないぶん、全ての演劇団体が平等に扱われるということ。
特に詳しくない観客からは、「福岡の劇団」は全部同じに見えると思います。
ってことは「面白くない作品を作ってはならない」という当たり前のことに、さらに大きな責任が加わるのでは?と思います。
作品が面白いかどうかは最悪いいとしても、お金を取る以上はある程度のマネジメント感覚は持っておくべき...と考えたので、プロから遠く離れた演劇団体にも注目したかったんですよね...


「で、実際演劇界はどうなってほしいの?」っていうことについて、あれこれ考えていたのですが
誰でも演劇人になれることは魅力であることはわかっている一方、面白くない、マネジメント系もなんとなくでやっている団体にはついつい否定的になってしまう。
駆け出しだから許される、とはいえ、その団体にかけた観客のお金と時間は帰ってこないし、それが初めて観た演劇だったら、その人の観劇人生が終わることだってありえる。

でも、誰でも演劇ができる環境はきっと素敵なことなんだと思うんです。
私もそれにあやかってきたし。
見本となる演劇団体があって、その運営組織が常識化して、「ここまでしっかり計画するなら公演してもいいよ」っていう基準ができたらいいのかな。
それがプロでもアマでもどうでもいいから。


観客目線で見た時にプロアマ論争は結局全然興味がないんですけど、でもこのふわふわした状態も結構嫌いです。
うーん、あんまりまとまらなかったけど、書いておきます。
スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

http://citronrabbit.blog.fc2.com/tb.php/197-4984cdf6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

私のオタク遍歴が就職先に繋がってしまった話 «  | BLOG TOP |  » 【観劇】ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」※3/2訂正

プロフィール

いわさきゆき

Author:いわさきゆき
観劇レポとか趣味とか本の記録とか

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

日常 (25)
FBログ (15)
観劇 (38)
演劇 (39)
読書 (6)
現場 (6)
勉強 (2)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR