2017-10

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私が舞台を好きな理由の一説

2.5次元舞台デビューをして、「なんで舞台でやる価値があるんだろう」ってのを私なりに考えているところです。
そこで、1つ思い至ったところがあります。
私が舞台を好きな理由は、「生身の人間がそこにいるだけで現れる圧倒的な説得力」なのではないかと。

えーと、至極当たり前なことかもしれないですけど、文字化するのが大事ってことで書きますね(笑)



映画やドラマじゃ異世界のことだと切り捨てて観てしまうような、あり得ない展開やあり得ない状況があったとしても、そこで、目の前で、同じ人間が同じ空気を吸っているということから、どんな喜怒哀楽の感情の流れにも、何となく納得してしまうことってありませんか?
私が不自然な感情の流れに付いていける役者じゃなかったのもあるかもしれないですけど(笑)

ある事件があって、突然激高した人がいるとする。
映像を通して観たら「なんで怒ったの!?こんな人おらんやろ!」って思うところで、目の前でそういう感情の流れになった人がいれば、「この人はこの感情の動きで怒る人なんだ」って受け入れざるを得ないというか、説得されてしまうというか。

だって目の前にその人が生きてて、同じ空気を吸っている人間だから。
存在しているだけというの圧倒的な説得力。


例えば、人間には、100%の悪人もいないし、100%の善人もいないと思うのですが、
実際に100%善人、みたいな人にあったら、きっと恐怖を感じると思うんです。
化物語の羽川さんに感じた気持ちみたいな、怖いもん。
いい人、くらいならいるけど、自己犠牲の固まりとか怖いもん。
戦隊ヒーローも仮面ライダーも、絶対に自分のために戦ってる部分あると思いますし。
(戦わないと自分も死ぬ、とか、戦ってる自分が好き、とか、それが生きがいだ、とか)

で、この「実際に会ったら」って感覚を常に抱えながら観ることができるのが舞台なのではないかと。

演劇を観ているだけで自分でも知らなかった感情の動きに気づいたり、他の人の考えに興味を持ったり、
まずは「実際にいる人間」に触れて感情を直接刺激されてからのことだと思うんです。
境界線を踏み越えた状態で、防御力ない状態で攻撃を受けてる感じ(笑)
コメディも、普段の会話でされても全く笑えないこととか、映像越しに観ても仕方ないことが、何故か舞台でやったら面白かったりするじゃないですか。同じ空気を共有してるってすごく大きなことなんですよねー。

感受性とやらがどう考えてもすり減ってきてる中で、私に残るのは舞台くらいなのかなぁ。
舞台観て、あれこれブログ書いた後だと、同じ小説読んでもなんか感情が解放された気がするんですよね。



鴻上さんがバラエティで
「自殺しようと飛び降りた直後に、自分の今日のパンツがダサいことに気がついて後悔することだってある。人間の感情なんて複雑で、死を前にしても笑いはある。善と悪のグレーゾーンを提供していくのが私たちの仕事だと思う」
ということを話してらして、でもそのグレーゾーンって、肌で何となく感じないと分からないくらい繊細なものもきっとあるよなぁと思います。
(関係ないですけど、昨日読んだ太宰治の「人間失格」は肌で感じざるをえないくらい暴力的なまでにあけっぴろげな文章でした。とりとめて大きな出来事が起きたわけでもないのに、ズルズルと墜落していく様にとてつもない説得力を感じてしまいました。)


「生身の人間がそこにいるだけで現れる圧倒的な説得力」と「それにより否応なしに動かされる自分も知らない感情の発見」
かな...?
うわ、面接で聞かれたらこう答えよ、かっこいい(笑)
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