2017-10

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そめごころを観て気づいた自分の好みの話


そめごころ「反復する、イクツカノ時間と、交わる、イクツモノ時間の中で、僕等にできる、イクツカのこと。」を観て、全然まとまっていないブログを書いたのですが。
いろいろな人の感想を読ませていただいたり、演劇の好みが似通っているunitでたまくのお姉ちゃんたちと話したりして、ちょっとずつ整理整頓されてきました。


色んな人の言葉を引用させて書かせてもらうんですけど、
あの劇を観て、久々にちゃんと自分の好きな演劇とはどういうものなんだろうかと考えました。
考えさせられてしまいました。

例えば、

・劇が始まる瞬間の音楽の煽りと暗転が好き
・登場人物ではなく、役者が役者のまま客入れをしているのが好きじゃない
・カーテンコールが好き

っていう、「舞台と日常の境界線」が明確にされている演劇が好きということ。

(今回のそめさんに関しては、最後の聖也さんの挨拶いらなかったと思うんですけどね。
無かったら終わったかどうかわからないとか、拍手しにくいとかあるので、私はカーテンコール大好きなんですけど
今回に関しては中途半端な気持ちになってしまいました)


もう一つは、

・観客に向かって何を伝えたいのかが分かる劇が好き
・観ている人にどういう気持ちになってもらいたのかが分かる劇が好き

っていうところです。



うーーーん、この「観客に向かって」っていう発想については、「持つべき!」だとは思っていなくて
制作とか外部の人間が考えることで、作品の創り手は作りたいものを作ればいいと思ってはいます。

いわゆるアートを作っている人にとって、ターゲットがどこだとか、マーケティング的にどうだとか、
広報がどうだとか、そういう話をするとすごく嫌な顔をされる、という話をよく聴きます。
そのコンテンツを創りだすことが目的の人と、そのコンテンツを使って起こる何かに目的を持ってしまう人。
まぁどちらの気持ちもわかります。
んで、芸工内でなんかイベントをやるたびに運営側と創り手側の板挟みに合ってきたのですが...

私は、「目の前に居る観客」を前提に作品を作るしかない演劇部では、好きなことはやりたいとは思いつつ、外部に何かを伝えるところにゴールを持ってやることが前提、だと思ってやってきました。

ただ、そうじゃない人もいて、PanXで「広報を打たなくていい、観客を呼ばなくてもいい」という声を聞いた時は
「じゃあ何のためにやるの??」
と混乱してしまったことがあります。
「お客さんに楽しんでほしい」って気持ちがある私としては、お客さんを呼ばないのとか、不快感を持たれてしまう可能性があるのとか、そもそも根本的に理解できなかったんですね。

(ここでの「不快感」ってのは「好きなことやってるだけだから」と作品の質に対してまで無責任になっている人に対するものです。あとは来てくれたお客さんに対しての誠意が感じられない対応とか。お客さんを呼ぶつもりがない、という人はよくわからないですけど、たとえお客さんが1人でも、誰か見せるつもりがあるなら無意味だとは思ってないです)


でも、現代アートに代表されるような「よくわからないアート」ってのはあって、でも良質なものってやっぱり良質なだけあって、理解できない私にも楽しいものであったりします。
ノイズ音楽とかね、楽しいやつは楽しいよね。
創りたいものを創ればいい、批判されたり「わからなかったです」って感想があることも覚悟したうえでなら。
それをどこに届けるとか、そういうのは制作とかアートマネジメント側の人間があれこれ考えるべきことなんじゃないのかなぁ...
と、思っていまして。

PanXのときも、「好きなもの作っていいよ」って思ってはいたし、実際そう伝えていて、
「好きなもの作ってっていわれても...」って言われたりもしましたけど
「企画として、この人が作品に対して何かを作ってもらえたらそれは面白いものになるはず」
って思ったから声をかけたのであって、その時点で運営側からの方針は押し通しているつもりだったので、
そっからいろいろ作品に対して何が出来るのかを考えることについては、各々にやってほしかった、という話なんですよね...



話がそれました。こうは思ってはいるので、「絶対に観客の存在を意識して!」って思ってるわけではないんですけど
ただ、誰に観てほしいとか、そもそも観てほしいと思ってんのかとか、何を伝えたいのかとか、
それは欲しい、というのが私の好みなようです。
観客がいらないなら、なぜ公演を打って、広報をして「是非観て欲しい」って言うのか。
なんで観てほしいと思うのかなぁ。

そめごころさんの今回の作品をみて、
作品の構造とか台詞とかすごい綺麗で、役者さんの完成度も高くて、作品の完成度に文句がなくて
そういう感想を福岡で持ったのが久々だったので嬉しかったんですけど

誰に観てほしてくて、何を感じて欲しくて、何を思って欲しいのかなぁ...
とりあえず、私じゃないんだろうなぁ...

と、思いました。
私、これ誰におすすめすればいいのか分からないや。
いろんな人に観てもらって、いろんな人の感想は聞きたいんやけどもー。

(あと本当に申し訳ないんですけど、私には本当に思いつかないけど、これまでの作品を定期的に観てきたので、なんか慣れてしまっている、というと誤解生みますが「そめごころさんならこういう手法取りかねないな」っていう、なんか期待値があって、手法についてそこまで驚かなかったみたいな、なんかそういうのもあります。)




ってな感じで、自分の趣味嗜好についてあれこれ考えました。
就活とかしつつ、色んな方のお話を聞いて、大好きな団体の大好きな作品ばかりの制作をし続けられるわけじゃないんだなと思い、
「私ならどう広報するだろう」「誰に届けたいんだろう」
みたいな観点を持ち始めてしまったのに、なかなか料理が上手く出来ないのでですね...

このタイミングでこういう考えを整理整頓させてもらえるきっかけになりました。
この作品を観た人たち、みんなおのおのこういうこと考えてるみたいで、
そう考えると、「演劇として正解」の作品なんですかね?
面白いなぁ。

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